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研究活動

計測・分析

計測・分析グループでは、放射線や放射性核種の計測や分析のための装置開発(森林・河川(湖沼)などの環境動態の調査研究に即応した新規計測・分析装置の開発)と既存の分析装置を利用して、迅速に放射性核種の定量評価するための分析手法や放射性核種の環境動態をミクロな視点から解析するための分析手法の開発を行っています・

計測・分析1 計測・分析2 計測・分析3

 

活動記

2017年10月
 福島大学では、3年前から毎年、文部科学省アジア協力プログラム「原子力研究交流制度」によるアジア諸国の若手研究者の受入れを行なっています。
 一昨年度のフィリピン、昨年のベトナムに引き続き、今年はカザフスタン核物理学研究所のエンジニア、ヴィクトリア・キムさんを受け入れることとなりました。10月から12月までの約2ヵ月間、共生システム理工学類とIERの両方で、放射線量の測定方法や分析装置の使い方などを学んでもらう予定です。
 この日は、IER計測・分析チームの高瀬つぎ子特任准教授が環境放射能研究所分析棟に設置されているゲルマニウム半導体検出器を用いて、標準線源による検出器の校正の方法(エネルギー校正、検出効率の校正)について講義を行ないました。 カザフスタンの研究所で主に地下水に含まれる放射性物質のモニタリング業務に従事しているヴィクトリアさんは積極的に質問をしたりメモを取ったりしながら、高瀬准教授の説明を熱心に聞いていました。
[写真:標準物質の計測を待つ間、すでに計測が終わったサンプルの解析結果をコンピュータで確認する高瀬特任准教授(左)とキムさん(右)]