令和5年10月16日  第3回IERセミナーを開催しました。<大学院生>

日時2023年10月16日(月) 13:30~14:30
場所環境放射能研究所本棟6F大会議室/オンライン(Zoom)
発表者山口 大輔(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程2年)
栁川 賢斗(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程2年)
演題・帰還困難区域の陸域・水域生態系における放射性セシウムの濃度分布と季節性(山口)
・2011年に福島県から採取した土壌アーカイブ試料の137Cs存在形態に関する研究(栁川)

環境放射能研究所(IER)では、所属研究者同士の交流、研究活動の推進を目的に、研究成果報告会「IERセミナー」を定期的に行っています。

10月16日(月)に開催した令和5年度の第3回IERセミナーでは、環境放射能学専攻 博士前期課程2年の院生2名がそれぞれの研究課題の進捗状況について英語で発表を行いました。2月の修士論文最終試験に向けた中間発表的な位置づけです。セミナーにはIERの教職員や学生など23人が参加しました。

和田研究室の山口さんは、帰還困難区域で採取した野生動植物等のサンプルについて、研究所にて137Csの濃度や濃度の季節変動を分析した結果や、そこから導かれる今後の課題について発表しました。

塚田研究室の栁川さんは、IERが保管する膨大な土壌アーカイブ試料のうち、原発事故直後の6月~7月に採取された試料中の137Csの存在形態に関する分析結果を発表しました。

発表後には、指導教員や他分野の研究者から質問やコメント、今後の研究活動についてのアドバイスなどが寄せられました。様々な分野の専門家から直接アドバイスが受けられ、修士論文の完成に向けて良い刺激となったようです。

研究発表をする山口 大輔さん
研究発表をする栁川 賢斗さん
アレクセイ・コノプリョフ特任教授の質疑応答の様子
高田兵衛准教授の質疑応答の様子
院生の質疑応答の様子
和田敏裕准教授の質疑応答の様子
会場の様子