令和4年12月9日フランス大使館主催フォトコンテストの表彰式に参加しました。

令和4年12月9日(金)、フランス大使館主催の第二回サイエンスフォトコンテスト「科学の幽玄-Beauté cachée de la science(科学に秘められた美)」の表彰式が行われ、ファイナリスト12名に選ばれたフランス人共同研究者Andre GILLES博士(アンドレ氏)の代理として難波所長が出席しました。

「金継ぎ」と題したアンドレ氏の写真はカエルの目のアップで、カエルの金色の虹彩が壊れた陶磁器を修復する日本の金継ぎのようにも見える作品です。共同研究チームは電離放射線がアマガエルのDNAに与える影響(損傷と修復)を研究しています。

このコンテストは、科学に秘められた美に焦点を当てた写真が対象で、最終候補作品はオンラインで公開され、誰もが受賞作品に投票できるようになっています。アンドレ氏の作品は惜しくも入賞には至りませんでしたが、重要なのは、写真の背景にある研究プロジェクトや研究者間の協力にも光が当たるということです。

参加者は、会場に展示された作品を見ながら、大使や大使館科学技術部の方々はじめ、幅広い分野の研究者や企業のCSR関係者とともに、科学や芸術、今後の交流などについて活発に会話を交わしていました。今後さらに、日仏のコラボレーションが促進され、深化していくことが期待されます。
参考URL(最終候補と受賞作品)https://concoursyugen.jp.ambafrance.org/ja/

フィリップ・セトン大使とファイナリスト(代理出席含む)
アンドレ氏の写真の前で大使、大使館員と歓談