第11回IERセミナーを開催しました<大学院生>(2026年2月9日)
| 日時 | 2026年2月9日(月)13:30~15:00 |
| 場所 | 環境放射能研究所本棟6F大会議室 / オンライン(Zoom) |
| 発表者 | 奥山泰冴(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程1年) 三浦慎哉(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程1年) 村澤京吾(共生システム理工学研究科 環境放射能学専攻 博士前期課程1年) (発表順) |
| 演題 | 東北地方沿岸域における放射性セシウム濃度分布(奥山) ダム貯水池に生息するワカサギの137Cs濃度変動(三浦) 除染池における水中のセシウム137濃度変化とその寄与要因の解明(村澤) |
| 参加人数 | 25名 |
環境放射能研究所(IER)では、所属研究者同士の交流、研究活動の推進を目的に、研究成果報告会「IERセミナー」を定期的に行っています。
2月9日(月)に開催した令和7年度の第11回IERセミナーでは、環境放射能学専攻の博士前期課程1年生3名が発表を行いました。オンライン聴講を含め研究者、大学院生ら25名が参加しました。
髙田研究室の奥山さんは、東北地方を中心とした太平洋沿岸域における放射性セシウム濃度の状況とその時間変動について発表しました。
和田研究室の三浦さんは、ワカサギの137Cs濃度変動について発表しました。横川ダム貯水池において2017~2025年に採取したワカサギ、湖水、動物プランクトンの137Cs濃度を比較しました。ワカサギおよび湖水の137Cs濃度は経年的に低下していましたが変動も大きく、水位変動や台風の影響が示唆されていました。台風後にはCR(濃度比)が一時的に高い値を示し、各要素間には相関がみられるため、湖水の変動がプランクトンを介してワカサギに影響している可能性があると述べました。
脇山研究室の村澤さんは、除染池における水中のセシウム137濃度変化とその寄与要因の解明について発表しました。灌漑池周辺の放射線被ばくリスク低減と営農再開のためには、セシウム137の定量評価が必要です。除染済みの池では、懸濁物質中137Cs濃度(CSS)と溶存態137Cs濃度(Cdis)の両方が、除染後に除染前と比べて大幅に減少しました。今回選択したデータにおいて、CSSとCdisは除染前後の2年間で約70%減少しました。大熊町の除染池1箇所では、除染後に水温とCdisの相関、および水温と見かけの分配係数(Kd)の相関がそれぞれ強まりました。
各発表後には、参加者からさまざまな質問やコメントが挙がりました。





