第3回成果報告会

IERでは、一年に一度研究所全体の研究活動の成果報告を行っています。これは研究者だけでなく、広く福島の一般の方々にも研究内容・活動を知っていただくための重要な機会と考えております。

第三回は平成29年3月14日にコラッセふくしま多目的ホールで口頭発表、企画展示室でポスター発表を行いました。参加者は200余名で、13時からのポスターセッションでは、一般の方々が興味のある分野の研究者に直接質問を行うことができ、研究内容に対する疑問や要望を広く集める機会となりました。

9:30開会挨拶福島大学長 中井 勝己
所長 難波 謙二
9:50基調講演
「人の被ばく線量と防護の考え方」
神田 玲子(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構・放射線医学総合研究所・放射線防護情報統合センター長)
10:50【河川・湖沼】
水環境における福島由来の放射性セシウムのゆくえ
脇山 義史
11:15【生態系】
生態系での放射性核種のうごきと動植物への放射線の影響について何がわかってきたのか
トーマス・ヒントン
11:40(昼食休憩)
13:00ポスターセッション(3階 企画展示室)
14:40【存在形態】
環境における放射性物質の分布と挙動を解き明かすための存在形態分析の適用
イスマイル・ラハマン
15:00【計測・分析】
放射性核種または放射能の計測・分析システムの開発
高貝 慶隆
15:20【海洋】
海洋環境における人工放射性核種の長期挙動の研究:海洋および海洋生態系の放射性セシウムの現状
青山 道夫
15:40【モデリング】
放射性物質の動態予測モデルの開発(大気、表層水、地下水)
平尾 茂一
16:00(休憩)
16:10パネルディスカッション
福島における動植物の被ばく線量と人の被ばく線量
~そこから見えてくるもの~
高村 昇
神田 玲子
トーマス・ヒントン
ヴァシル・ヨシェンコ
塚田 祥文
17:25閉会挨拶副所長 恩田 裕一(筑波大学)