令和5年1月12日 IER特別セミナーを開催しました。<信濃教授>

日時

2023年1月12日(木)午前13:30 – 15:00

場所

IER 6階大会議室・オンライン(Zoom)

外部講師

信濃卓郎 教授、北海道大学

タイトル

Agricultural radioecology studies and agricultural practice in Fukushima

1月12日、信濃卓郎教授を講師に迎え、IER特別セミナー「陸域放射生態学」を開催しました。セミナーには、IER大学院の修士・博士課程の学生、IERメンバーおよび福島大学の他部署の職員などが参加し、講演の様子はオンライン(Zoom)でも配信されました。主な内容は、福島の原発事故が農業に与えた影響と、植物の除染、土壌の除染、植物による放射性セシウムの取り込みの軽減等による対策についてでした。農業に残された課題として、移行係数の適用性、土壌の種類による違い、放射性セシウムの取り込みを抑制する交換性カリウムの役割について議論しました。質疑応答では、植物の除染に関する問題、対策が土壌に与える影響、カリウム肥料やプルシアンブルーが植物の放射性セシウムの取り込みに与える影響、農業対策の費用対効果分析、福島県内の放射能汚染地における農業の展望などについて、会場から活発な質問がありました。