第11回成果報告会

日時

2025年3月10日(月)13:30~17:00 専門家向け口頭発表
2025年3月11日(火)10:00~12:00 専門家向けポスター発表
2025年3月11日(火)13:00~16:30 市民向けシンポジウム

テーマ

『環境放射能から見えるエコシステム』

発表要旨集をダウンロードいただけます。

2日目の総合討論の様子
3月10日 専門家向け口頭発表
時間プログラム・講演タイトル講演者所属
13:30-13:35開会挨拶難波 謙二福島大学 環境放射能研究所 所長/福島大学 共生システム理工学類 教授
13:35-14:00Learning from tritium radioisotope in Fukushima watersマキシム・グシエフ福島大学 環境放射能研究所 特任准教授
14:00-14:25流域スケールにおける放射性セシウム動態モデリング佐久間 一幸国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 システム計算科学センター/廃炉環境国際共同研究センター 研究員
14:25-14:35休憩
14:35-15:00福島プランクトンのパラドックス: きれいな水の中の高線量プランクトン西川 淳東海大学海洋学部海洋生物学科 教授
15:00-15:25Radial Distribution of 137Cs in Japanese Cedar: Review and Ongoing Researchムヨワ・マイケル・オロスン福島大学 環境放射能研究所 研究員
15:25-15:35休憩
15:35-16:00農業環境における放射生態学:遮断、ウェザリング、転流および土壌-植物間移行係数田上 恵子国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 放射線医学研究所 計測・線量評価部 生活圏環境移行研究グループ グループリーダー
16:00-16:25Integrating Ecosystem Services in Radiological Protectionデボラ・オートンノルウェー生命工科大学 教授
16:25-16:55総合討論ヴァシル・ヨシェンコ福島大学 環境放射能研究所 教授
16:55-17:00閉会挨拶アレクセイ・コノプリョフ福島大学 環境放射能研究所 副所長/特任教授
3月11日 専門家向けポスター発表・市民向けシンポジウム
時間プログラム・講演タイトル講演者所属
10:00-12:00専門家向けポスター発表
13:00-13:05開会挨拶三浦 浩喜福島大学 学長
13:05-13:10趣旨説明難波 謙二福島大学 環境放射能研究所 所長/福島大学 共生システム理工学類 教授
13:10-13:35年輪と古環境木村 勝彦福島大学 共生システム理工学類 特任教授
13:35-14:00大気ー植物ー土壌系におけるHTO循環の解明平尾 茂一福島大学 環境放射能研究所 准教授
14:00-14:10休憩
14:10-14:35なぜ淡水魚の放射性セシウム濃度は低下しにくいのか?和田 敏裕福島大学 環境放射能研究所 教授
14:35-15:00ALPS処理水放出後の海洋でのトリチウムについて髙田 兵衛福島大学 環境放射能研究所 准教授
15:00-15:10休憩
15:10-15:35生態系における放射能汚染の長期的変化:レガシーサイトと福島アレクセイ・コノプリョフ福島大学 環境放射能研究所 副所長/特任教授
15:35-16:00なぜコメの放射性セシウム濃度は低いのか塚田 祥文福島大学 環境放射能研究所 教授
16:00-16:25総合討論難波 謙二福島大学 環境放射能研究所 所長/福島大学 共生システム理工学類 教授
16:25-16:30閉会挨拶アレクセイ・コノプリョフ福島大学 環境放射能研究所 副所長/特任教授

令和7年3月10日、11日にコラッセふくしま(福島市)にて福島大学環境放射能研究所(IER)第11回成果報告会「環境放射能から見えるエコシステム」を開催しました。当日はオンライン参加も含め、のべ約290名の方々にご参加いただきました。

10日には専門家向けの口頭発表(英語)を、11日には市民向けシンポジウム(日英同時通訳)とポスター発表(英語)の2つのセッションを行いました。市民向けシンポジウムでは、IERと共生システム理工学類の教員6名が「年輪と古環境」、「大気―植物―土壌系におけるHTO循環の解明」、「なぜ淡水魚の放射性セシウム濃度は低下しにくいのか?」、「ALPS処理水放出後の海洋でのトリチウムについて」、「生態系における放射能汚染の長期的変化:レガシーサイトと福島」、「なぜコメの放射性セシウム濃度は低いのか」について発表しました。その後の総合討論では、発表者全員が登壇し、和やかな雰囲気のなか、来場者との質疑応答・意見交換が行われました。また、ポスター発表では、優れた発表を行った黒澤萌香さん(環境放射能学専攻 博士後期課程3年)、ラシェドゥル・イスラム・リポンさん(同)、遠藤豊明さん(福島大学共生システム理工学類3年)が「Student Award」を受賞しました。

最後に、本年度で退任されるアレクセイ・コノプリョフIER副所長から閉会挨拶があり、市民の方々が関心や懸念をもつ問題について、研究者と市民が研究成果を共有し意見交換を行うことの意義が確認されました。

グシエフ特任准教授による発表
1日目 総合討論の様子
1日目終了後の記念撮影
ポスター発表の様子
ポスター発表の様子
コノプリョフ特任教授による発表
塚田教授による発表
2日目 総合討論の様子
ポスター発表の学生賞を受賞した黒澤萌香さんと難波所長
ポスター発表の学生賞を受賞したラシェドゥル・イスラム・リポンさんと難波所長
ポスター発表の学生賞を受賞した遠藤豊明さんと難波所長
2日目終了後の記念撮影
「市民向けシンポジウム」チラシ表面
「市民向けシンポジウム」チラシ裏面