令和7年7月16日  IER特別セミナーを開催しました。<佐藤優樹博士>

日時:2025年7月16日(水) 9:30~10:30
場所:環境放射能研究所本棟6F大会議室/オンライン(Zoom)
外部講師:佐藤優樹博士
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 福島廃炉安全工学研究所 廃炉環境国際共同研究センター 研究主席・放射線デジタルグループリーダー
演題:福島第一原子力発電所における放射能汚染の遠隔可視化技術の開発
参加人数:40名

令和7年7月16日(水)、国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構から佐藤優樹博士をお招きし、IER特別セミナーを開催しました。当日は、オンライン聴講を含め、福島大学の研究者、大学院生、学類生ら約40名が参加しました。

佐藤優樹博士は、放射線汚染の分布を3次元的に可視化するシステム「統合型放射線イメージングシステム(iRIS)」について発表しました。iRISを用いて福島第一原子力発電所内の放射線汚染を可視化することで、廃炉作業に従事する作業員の被ばく線量を低減することを目指しています。佐藤博士は、測域センサ、コンプトンカメラ、サーベイメータを統合したiRISを使って現場を測定することにより、汚染箇所や線量率を可視化した3次元マップを効率的に作成できると述べました。

発表後には、iRISを遠隔操作する手段、測定可能な場所、遮蔽物があっても測定可能かどうかなどについて、活発な質疑応答が行われました。

佐藤博士が発表している様子
質疑応答の様子
質疑応答の様子
質疑応答の様子
司会する鳥居先生