最近のトピックスを紹介します
2013.12.17 フランスIRSNと科学技術ジャーナリストの皆様が来所されました
IRSNフランス放射線防護原子力安全研究所(INSTITUT DE RADIOPROTECTION ET DE SÛRETÉ NUCLÉAIRE)のメンバーと科学・技術分野のフランスのジャーナリストが日本視察の一環として福島大学環境放射能研究所に来所されました。
総勢25名でいらっしゃいました。
今回の来日は短期間であるにも関わらず、福島第一原子力発電所や各関係省庁・関係各所等を訪問する多忙なスケジュールであります。そんな中でもJean-Christophe Gariel事務長から「今回、福島大学環境放射能研究所に来られたことをうれしく思います」とご挨拶をいただきました。
つぎに環境放射能研究所の高橋所長から、観光産業や地震直後の様子など福島の全体像について説明がありました。
つづいて難波副所長からグラフデータを示し、福島の汚染状況などの現状について説明がありました。
最後はフリーディスカッションを行いました。環境放射能研究所では直接に除染や放射線防護にはたずさわりませんが、ジャーナリスト側からは食品に関する線量、高濃度汚染物質付近に居住する人々の被ばく量など、具体的な数字を上げた質問が活発に飛び交い、健康被害への関心の高さを感じました。
約1時間30分と短い時間での視察ではありましたが、環境放射能研究所とIRSNとの連携を深めた貴重な時間となりました。
IRSNからクリスマスカラーで包装されたプレゼントを頂きました。美しさを大事にするフランスのセンスを感じました。