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高田兵衛Hyoe Takata
特任准教授

[所 属]環境放射能研究所 放射能地球科学部門 放射能海洋循環学
[個人ホームページ]https://researchmap.jp/takatahyoe/

プロフィール

北海道大学大学院水産科学研究科修了 博士(水産科学)。
海洋中の微量元素や放射性核種の動態解明を目的としている。現在は福島第一原発事故後の海洋中の放射性核種動態研究を中心に従事。

研究テーマ

・福島第一原発周辺海域の放射性セシウムの存在量の経年変化
・河川を介した放射性核種の沿岸海域への定量的影響評価
・河口域における固-液相間での放射性核種の動き
・ナチュラルアナログによる海洋での人工放射性核種の動態解明

分 野

海洋化学、化学海洋学、環境放射能

キーワード

移行パラメータ、固液相、吸脱着反応、ボックスモデル、ナチュラルアナログ

所属学会

海洋学会、日本地球惑星科学連合(JpGU)

研究概要

  大学院時代は海洋における鉄の動態について、特に溶存鉄と有機錯体との関連性を明らかにする研究をしていました。
  学位取得後は、海洋での微量元素及び放射性核種の動態解明のために、フィールド調査のみならず、溶液化学的手法による室内実験や、新たな化学分析手法の開発も手掛けてきました。
  福島第一原発事故後は、海洋での人工放射性核種動態に関する研究を行ってきました。特に以下の項目について調査してきました。
1:同原発周辺海域での海水、海底堆積物の事故後2年間の放射性セシウムの動態
2:ボックスモデルによる同原発周辺海域での海水中放射性セシウムの収支バランス
3:動物プランクトン中の放射性セシウム濃度変遷

 最近は、海洋での放射性核種の循環に加え、河川から海洋にかけての放射性セシウムの溶存態-粒子態間での動き、河川から海洋への放射性セシウムのフラックス推定やその寄与についても研究しています。

ひとこと

  これまで一般の方々が参加するシンポジウムや現地に伺って、海洋環境中の人工放射性核種の動きについて分かりやすい説明を心がけてきました。今後もこのような活動を通じて、正しい理解を得られるような説明を行うなど、得られた知見を社会へ還元する活動をしていきます。更には海洋環境での放射性核種の環境動態に関する成果について、公的機関の刊行物を通して、世界に向けて発信する活動も行っていきます。

略 歴

1996年長野県立松本深志高等学校卒業
1998-2002年北海道大学水産学部
2002-2004年北海道大学大学院水産科学研究科 博士課程前期
2004-2007年北海道大学大学院水産科学研究科 博士課程後期
2007-2012年独立行政法人 放射線医学総合研究所
2012-2019年公益財団法人 海洋生物環境研究所
2019年-現在福島大学環境放射能研究所 特任准教授